ペンギン大量死

2012年7月15日

2年前の2010年7月、ブラジルの海岸にペンギンの死骸が打ち寄せられている、というニュースをベルギーの新聞サイトで読んだことを、このサイトに記事(『ペンギン大量死』)として書いたことがある。どうやら今年も、500羽以上のペンギンの死骸がリオ・グランデ・ド・スル州の海岸に打ち寄せられ、また弱まった若いペンギンが更に北のリオ・デ・ジャネイロ付近に迷い込んでいるという。ブラジルの当局は、弱まったペンギンを保護して、回復したら、南に空輸するらしい。

気になる大量死の理由だが、未だに不明。2年前に読んだ新聞記事には、大量死したペンギンは、餌が取れず、衰弱し、餓死したという説が紹介されていたが、解剖結果によれば、栄養は十分に摂っていて、外傷もなく、油に塗れているわけでもないという。原因は解明されるだろうか。そして、もし大量死の理由が分かったとしても、有効な対応策はあるだろうか。気になるところ。