EU | 購買力基準に基づく1人あたりの地域別総生産

2010年2月26日 | 一部訂正:2010年3月3日

長たらしい題名だが、久々に欧州統計局のウェブサイトを覗いたら、幾つか発表されていた興味深い統計のうちの一件。欧州連合加盟国の国内総生産を比べることもできるが、それぞれ国内にも経済力に差異があるから、より身近なのは下記リンクにあるような欧州内の地域の1人あたりの総生産。この数値は2007年のデータ。

なお購買力基準とは PPS (Purchasing Power Standard) のことで、実質的な経済力比較を可能にする数値。上位10地域は以下の通りで、欧州連合全地域の平均を100としている。

地域名
ロンドン中心部 英国 334
ルクセンブルク ルクセンブルク 275
ブリュッセル ベルギー 221
ハンブルク ドイツ 192
プラハ チェコ共和国 172
イル・ド・フランス フランス 169
サザン・アンド・イースタン アイルランド 166
フローニンヘン ネーデルラント 165
オーバーバイエルン ドイツ 165
ストックホルム スウェーデン 165

もっとも通勤する人が多く昼間の労働人口が大きい場合、総生産が上がることもあるので、その分は考慮しなければならないと言う。例えばロンドンには毎日多くに人が通勤するので、334という高い数値になったのだろう。そして2008年以降の不景気前の話なので、2008年と2009年の数値に変化があるかもしれない。

ベルギー・ブリュッセルが欧州平均の221というのにも驚いた。ベルギー国内にも差があり、フランデレン地域は欧州平均に対し116でワロン地域は83。他に国内に大きな差があるのがイタリア。北西部が126に対し南部は69となっている。

一方、一番低いのは欧州平均20%台になるブルガリア北西部(26%)と27%で並ぶルーマニア北東部、ブルガリア南部とブルガリア北部。

まだまだ欧州内そしてヨーロッパ各国内で格差があることを物語っている。