G20閉幕

心配されていたほどの混乱や意見の不一致もなく、ロンドンG20が閉幕した。玉虫色の案だけではなく、数値(10年末まで5兆ドルの財政出動:世界の成長を2%に回復)を掲げ、具体性のある合意案になったことは評価に値するだろうか。金融の監督も必要だが、モノとカネが回らなくなってしまった現状をどうにかしなければならない。保護主義傾斜を止めることができれば、一応の成果。

しかし、合意内容を持続する意志が各国にあるだろうか。そして今回のG20が即時に経済再建の起爆剤となるか疑問だ。悪化を避けられても、世界経済回復の道は長く険しいと推測する。それまで、社会崩壊を招かず、忍耐強く辛抱できるだろうか。これから失業率が増加したり、社会保障費が嵩むだろうし、景気悪化によって政治が不安定になったり、国政選挙を控えている国もある。

起爆剤の「爆」が、世界経済と国際情勢に深刻な影響を与える、「爆弾」でないことを願うばかり。