中東 | ガザ地区市街戦

2009年1月4日

イスラエルが地上戦を展開してから1日経った。市街戦は正規軍にとって、非常な危険が伴う。グロズヌイでのロシア軍やアル・ファルージャでのアメリカ軍のように、瓦礫と化した街での作戦遂行は難しく、兵器の優劣や軍の多寡があまりものを言わない白兵戦が中心となる。(非戦闘員)人口が密集しているガザ地区ではなおさらだ。迎撃する側には地の利もある。ガザ地区は分断そして封鎖されているので、ハマスが表明しているように戦闘員が徹底抗戦すれば「窮鼠猫を噛む」状態になるし、非戦闘員に逃げ道はなく甚大な被害を蒙る。それだけの軍事リスクと人道的危険性があり、国外から非難を浴びることが予想されながら、地上軍投入を決断したイスラエル政府の強い意志が窺える。多くの人命が失われるのは確実なので、できるだけ早く戦闘が終わることを願う。なんとか政治決着で恒久平和に導く術はないだろうか。心が痛むニュースだ。