モンゴル | 人道危機

2010年5月12日

以前、『モンゴル | 寒波で多数の家畜が死ぬ』という記事にて、モンゴルは昨年の夏は旱魃に見舞われ、そして続いた冬には寒波に襲われて、今年の冬から春にかけて家畜が多数死に、社会的問題・人道危機状態になると予測されていたことを紹介した。このような旱魃そして寒波のことを「ゾド」と呼ぶらしい。どうやら想像以上に厳しい状況で、これまでにモンゴルの全家畜の17%にあたる750万頭が死んだらしい。そして人道支援団体の報告によれば、ゾドの影響を受けた地区では4歳以下の児童の死亡率が40%上昇したところもあるという。そのため国連など国際機関は1800万ドルの支援金が必要としているが、これまでに醵出されたのは130万ドル、まだ1670万ドルが不足している。援助によってすべてが解決されるわけではないし、中には外交援助は自助努力を損なうという意見もあるだろうが、このような天候不順に自力で対応できる国や人々は少ない。これから、必要な援助が届き、状況が良くなることを願わざるを得ない。