北朝鮮とミサイル

2009年4月4日

北朝鮮のミサイルが今後数日内に発射されることが確実となっている。経済がほとんど破綻しているなか、ここまで核弾頭と運搬手段にかけた執念はおぞましい。

北朝鮮にしてみれば、抑止力を得たと思うだろうが、下手をするとこれからもっと孤立して、戦争の可能性も否定できない。核兵器保有は中国とロシアからの独立でもあり、ミサイル発射が成功すれば米国にとって本土が攻撃対象になるという看過できない事態となる。中国としても軍事的に強い北朝鮮は面倒なはず。中露が静観すれば、北朝鮮が米韓軍に勝てるはずがない。イラクとアフガニスタンで手一杯のアメリカだが、まだ北朝鮮に抗する戦力はあるし、必要と断じたら北朝鮮に対する軍事行動も厭わないだろう。

制裁を強化し自壊自滅を待つのが当面の策の模様。しかし金正日総書記の後継者問題など不安定な状況になり、核やミサイル技術が第三国に流出するようになったら、米国は軍事行動は不可避という結論に至るかもしれない。あと例えばイスラエルがイランに攻撃を加え、イランの核兵器とミサイルの無力化に成功すれば、それに倣って米国が北朝鮮攻撃に踏み切るかもしれない。