北朝鮮 | 核実験

2009年5月25日

北朝鮮とはやはり不気味な国だ。大量の TNT 火薬を用いた擬似実験ではなく、核実験だとしたら、緊張が高まり、東アジアの安全保障は重大な局面を迎えることとなる。ミサイルという運搬手段をすでに保持し、あとは爆弾の小型化の開発を待つのみという非常に危険な状態なので、国際社会が一致して対応しなければならない。

しかし、どのような反応をすればいいのか、日米中韓露として苦慮するだろう。北朝鮮の国内体制がどのような状態なのか不明で、軍の一部あるいは政治指導部の暴走という可能性もあるので、対応も難しい。これだけ孤立していると、さらなる制裁の効果にも疑問が残る。生命線となっている韓国や中国との交易がなくなり、飢饉となっても北朝鮮の体制が崩れる気配はない。また体制崩壊となったら、大量な難民の発生はもとより、核拡散という事態になる。

北朝鮮としては、脅しをかけて、日米韓を交渉の場に引き出そうとしているようだが、現在のところ逆効果の模様。それとも技術の高さを顕示して、核兵器と運搬手段をセットにして、他国に外貨や資源と交換に売り込もうとしているだろうか。

北朝鮮の脅迫に屈せず、日米中韓露が合意して外交圧力と経済制裁を加える必要がある。各国とも非核化は譲らないことを明確にしなければならない。また核武装した北朝鮮は中露にとっても脅威となりつつあるので、体制崩壊・移行も視野に入れての国連レベルそして日米中韓露の5者協議の実現性もあると思う。