空の混乱続く

2010年4月19日

英国時間午前8時現在、まだ欧州の多くの空域がアイスランド火山噴火の火山灰の影響で閉鎖されていて、主要空港のヒースロー、シャルル・ド・ゴール、フランクフルト、スキポールには発着便なしという。一方南欧のローマやマドリードは開いている。しびれを切らした航空会社は機体にどれだけの影響があるか、試験飛行を行っていて、欧州連合レベルで安全に飛行できるか会議が開かれるというが、空の混乱は当分の間続きそうだ。あまり業績のよくない航空会社にとってはかなりの痛手で、空の交通が麻痺状態になったため、欧州は再び不景気に陥るのではないかという危惧もある。

【追加:13:30】英国管制空域は少なくとも明日午前1時まで閉鎖された状態のまま。英国はヨーロッパ大陸にいる英国人の帰国のため軍艦を派遣している。

【追加:21:00】英国時間明日(2010年4月20日)午前7時からイングランド以北の空域で航行可能となる模様で、ヒースローも午後7時には再び飛行機が発着できるらしい。徐々に欧州各国の管制空域が飛行可能になると報道されている。しかしここ数日、足止めとなった乗客は数万人〜数百万人の規模でいるので、混乱が続くと予想されている。また、旅行ないし出張の予定のある方は依然航空会社のウェブサイトなどで、運航状態を確認することが大切。

【追加:22:25】英国にまた火山灰が流れてくる可能性があり、実際明日、再び飛行機がロンドンの空港を離着陸できるか微妙らしい。