話し言葉は通じた?

録音がないので、わかるはずもないのだが、大昔の人々はお互いの話し言葉を理解していたのだろうか。ラジオやテレビがある現在でも、地域にはそれぞれの言葉が存在するのだから、過去においての地域差はもっと顕著だったのではないかと思う。

しかし、例として中国の『戦国策』を紐解けば、縦横無尽に人々が往来し、他国の君主と議論を戦わせたり、遠い国に逃亡したり、食客や宰相になったりしている。人を説得するには、雄弁の方が説得力ある文書よりも効果があるだろう。もちろん記録は文章の形だが、多くの場合は会話であったかのように記されている。書き言葉は、表意文字である漢字であるため、通じただろうが、文字の音が違ったりすれば、話し言葉は違っただろう。それも中国という巨大な空間であり、秦や楚など、中原から遠い国々では、距離もあって、話し言葉に差があったとしてもおかしくない。どうだったのだろうか。興味があるところ。