#41

飛びつき犬

近所のウィンブルドン・コモンを散歩中、犬に飛びつかれてびっくりした。

ここ数日⋯⋯どうも体の調子が良くない。痛くはないのだが、頭がぼーっとして、お腹が張っている。薬を飲むほどではないが、集中力が落ちているような嫌な状態。家で鬱々としていても仕方がないので、森林浴で気分転換を図ろうと思い、昨日・日曜日の昼前、ウィンブルドン・コモンに向かった。週末になると、いつも以上の人出、特に犬連れの人が多かった。

ウィンブルドン・コモンの風車近く、フラットコーテッド・レトリーバーだと思われる犬が1頭。リードを外されて、走ってくるなあ、元気良いなあ、なんて思っていたら、助走を付けた勢いで、ドーン、飛びついてきた。攻撃性は全くなく、恐らく挨拶をしたかったのか遊んでほしかったのだろうが、突然のことでびっくりした。飛びついた相手がおじさんの私で本当に良かった。子供や足腰の弱いお年寄りだったら、吹っ飛ばされるというか倒されていただろう。

犬はすぐに呼び戻され、飼い主とドッグ・トレーナーは平謝り。外でちゃんとしたしつけを始めたばかりらしい。もうかなり大きいのに、という疑問も湧いたが、そこは訊かなかった。英国人⋯⋯と十把一絡げにするのは暴論だが、犬は飼い主の指示を忠実に守れる動物なので、もしきちんとしつけられていないとすれば、それは犬の責任でも問題でもなく、飼い主が失格だという考えが強い。誰だったか、犬の行動は完全に飼い主の責任だが、小さい子供の行動は完全に親の責任とは言えない、という発言をしていた。

犬に飛びつかれて体調の悪さが吹っ飛べば良かったのだが、月曜日も未だに本調子ではない。