2026年10月4日、日曜日の朝、目覚めたら
「ううっ、寒い」
心の中で呻いた。起き上がる前に、一度布団に包まって気合を入れた。この秋初めてのこと。例年であれば、9月中に数日は朝晩冷え込むのだが、今年は夏が長く9月も暖かい日が続いていた。10月になって、ようやく英国らしい秋の嫌らしい肌寒さが到来したか。
カーテンを開けると、霧。ロンドンは「霧の都」とも呼ばれるが、それは綺麗でも幻想的でもなく、産業革命の時代から20世紀中葉まで石炭を燃やすことで煙が濛々とし、大気汚染が引き起こされてスモッグが酷かったため。現在のロンドンの大気環境は大きく改善された。自然現象として発生する霧は年に何回あるだろうか。2桁だろうが、3桁には満たないはず。そして濃霧は結構珍しい。
薄霧のたちまふ⋯⋯ウィンブルドン・コモン、正確にはパトニー・ヒースを散歩することにした。見慣れた場所でも霧だと雰囲気が違い、霧の濃淡も数メートルそして数十秒で変わる。漂う霧はまさに立ち舞っている。
その後数時間経って⋯⋯霧は散り、晴れて暖かくなり、最高気温も午後には20度を超えた。まだ本格的な秋到来ではなさそう。
【追記】
この記事は2026年10月5日にほぼ書き終えて、一晩「寝かせた」うえで今日6日に掲載しようと思っていたところ、今朝も霧だった。